FIRE達成は2パターンあるが、どちらも達成後に個性が強くなる

FIREの民は労働者とは経済的には別の価値観で生きています。労働者はお客様や会社のために働くので、状況によってつらいことが多いですよね。

上司：「楽しんで仕事をしましょ～」
一同：「無理～ｗ。」

公の場で「楽しんで」と口にした上司が、飲み会では「FIREできるならすぐに辞めたい」と愚痴をこぼしていたり…会社員はそんなもんですよね。

FIREしている人はウソをつく必要がないので自然体な人が多いです。

経済的自立(FI)後の生活は個性が強くなる

私はFIREの準備として先輩方と交流できそうなオフ会に参加しています。先輩方は大きく二つのカテゴリに分かれると考えています。

1. お勤め＋投資でFIRE
2. 事業でFIRE

また、カテゴリ関係なく、個性が強くなっている感じがします。

• 元の個性が成功に伴って強化される
• 経済的自立後は我慢する必要がないから個性が強くなる
• 気の合う仲間との交流で個性が強くなる

お勤め＋投資からのFIREの民

お勤め＋投資でFIREした人は時間が余って、暇でしょうがないというタイプの方が多いです。元々のお勤めに関係するオフ会や情報発信をしながら、残りの膨大な時間を埋めるための趣味探しに努めていらっしゃいます。

家族との時間を大切にしている方も多いと感じています。〇曜日はパートナーと出かける日と決めているとか。

店頭取引の時代から株をやっているというのは、勤め人は(私も含めて)投資の元手をつくるのに時間がかかるので、株をやっている期間も長いということかなと考えています。

お金関係の話になると、それまでの暇つぶし(趣味探し)モードから頭が切り替わる感じがして、急に雰囲気が鋭くなったりします。※漫画だと「ゴゴゴゴ…」と効果音が付く感じです

社会的資本の維持はみなさんおっしゃいます。「人との交流」ですね。組織で働いていた方は、組織から外れると途端に人とのつながりが少なくなってしまいます。

私は友達がいない引きこもりなので、会社員のままだと定年後に一気に孤独になるパターンだったと思います。リスク管理の面からも、できることなら定年前にFIREすることをおすすめします。

事業でFIREの民

事業でFIREの人は「Financial Independence, Retire Early」のFIだけで良い、引退はつまらない、という方が多いです。

「仕事は楽しくてしょうがないし、楽しくないなら別の仕事を自分で始めればいいじゃん！」という超人タイプです。

事業でFIREの人は通常時から出ているパワーが違うな…という感じです。「落ちてる金は拾わないと！」と、それぞれの得意分野ごとに違いはありますが、お金になりそうなギャップとか歪みを見つけるのが上手です。

弟子を個別指導して育てる、みたいなことをしている方もいらっしゃいます。事業は「一般的な再現性の高い方法」ではないので、個別指導で10年単位で時間をかけて、お金儲けのコツを伝授されているとのことでした。

事業をうまく回せると、構造上のボトルネックにあたって、お金が余っても事業をそれ以上大きくできないという状態になることがあります。大体が自分のリソースがボトルネックになります。

余ったお金を事業では使いようがないから、投資で増やしている感じです。厚切りジェイソンさんみたいな感じですね。

事業でFIREの人も旅行やオフ会は好きですが、スケジュールは忙しそうです。朝と夜にオンサイトの打ち合わせがあるから東京に来た、昼はオフ会、みたいな。

リモートで済む場合は旅行先から参加が多いとおっしゃってました。

FIRE後は個性が強くなる

「個性が強くなったよ～！」と自分で言う人はいません。大体の人は「我慢が出来なくなった」とか「めんどくさい事はやらない」みたいな表現をされます。

ですが、金儲けや趣味の領域では「そこで手を出さないと自分じゃなくなる感じがする」とか
「楽しいから毎日〇〇をチェックしてる」とか超人ぶりを発揮しています。

暇だからオフ会やイベントを主催して、そこでの交流から、より一層の深みにはまっていくような
方にもお会いしました。ゲームとか推し活とか。

FIREの民は楽しそうだ

お勤め＋投資でコツコツFIREした人も、事業で爆速でFIREした人も、自分に合った方法で成功して、楽しんでいらっしゃいます。

お勤め型の参考はパックン、事業型の参考は厚切りジェイソンさんの投資本について過去に書いたのでそちらもどうぞ。