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【株式投資|株式投資の未来】ジェレミー・シーゲルから株式投資の期待値と銘柄選定を学ぶ

投資本
のびのび君
のびのび君

S&P500が良い投資先なのは分かったんですけど、割高な時はどうすればいいんですか?

のびせん
のびせん

高い時は悩むよね…。シーゲル先生からインデックス投資の期待値と、個別銘柄の選び方を学びましょう。

【株式投資|株式投資の未来】ジェレミー・シーゲルがたどり着いた投資先選定の結論

ジェレミー・シーゲル教授は米国ペンシルベニア大学の経済学者です。著作「株式投資」が大ヒットして有名になりました。

「株式投資」は長期投資の場合にもっとも期待値の高い投資先は株式投資であることが書かれています。

「株式投資の未来」は個別株の選定方法について書かれています。

「株式投資|株式投資の未来」で書かれたジェレミー・シーゲルの投資理論
  • 長期でみた時に一番期待値が高い投資先は株式
  • 債権、通貨、金(ゴールド)などはリターンが低い
  • 長期で見ると一番リスクが低いのも株式投資
  • 個別投資は成長の罠を避ける
  • 市場の期待値が低く、高配当な銘柄のリターンが高い

インデックス投資の期待値は一般的にインフレ調整後で6%~8%と言われています。シーゲル教授が調べた約50年のデータでS&P500の年率リターンは10.85%です。私が配当課税を加味して計算した結果は過去30年で9.12%でした。

のびのび君
のびのび君

S&P500だけに投資しても十分なリターンですね!

のびせん
のびせん

私も十分なリターンだと思います。S&P500が割高なタイミングが気になる性格の方は、割安な個別株への投資を検討してみてください。

【株式投資】ジェレミー・シーゲルが提示した株式投資の優位性

私が投資をはじめた時は日本株やREITに投資していました。シーゲル教授の「株式投資」を読んで米国インデックスや個別株への投資に切り替えました。

長期投資を前提とした場合は株式投資が一番期待値が高い事、PER(市場の期待値)と利回りの相関関係など、データを用いて投資理論を分かりやすく説明してくれています。

本書のポイント
  • 株式・債券・金(ゴールド)・通貨のリターン比較
  • ポートフォリオにおける株式の推奨割合
  • PERと利回りの関係
  • カオスを見るか回復を見るか

長期で株式に投資した場合の期待値

長期投資では株式がもっとも期待値が高いことが示されています。

注意事項が一つありまして、投資先の国が適度なインフレを保っていることが前提になります。デフレの場合には株式は長期で見るとマイナスになります。

出典: American Association of Individual Investors Journal, August 2014

ポートフォリオにおける株式の推奨割合

株式の保有期間が長いほど、株式の割合が高くなっています。

100%を超える分は借金ということになりますが、低金利で投資資金を借りるのは難しいです。1%~2%くらいで借りれるなら…といったところだと思います。

過去5年間の平均PERと次の5年間の実質利回りの関係

S&P500の平均PERは15倍程度といわれています。

2024年5月現在でS&P500のPERは27倍です。下の図でみると期待利回りはマイナスです…。好みによりますが、現金や債券、個別株を検討するタイミングだと考えています。

S&P500のPERは「multpl.com」で確認することができます。

カオスを見るか回復を見るか

テロや戦争が起こって株式市場が暴落したらどうするか? 高齢化が進んでみんなが資産を現金化したらどうするか? カオスに関する不安は尽きることが無いようです。

歴史は株式市場の回復と世界の経済成長を記録し続けています。

資産形成は合理的で楽観的な人にリターンをもたらしてきました。市場の暴落は安く買えるチャンスです。喜んで買いに向かいましょう。

【株式投資の未来】ジェレミー・シーゲルがたどり着いた、期待値の高い銘柄の選び方

インデックス投資はほとんどの投資家にとって大正解です。しかし、S&P500が高い時に投資先として選ぶのは抵抗があると思います。

「株式投資の未来」はシーゲル教授が「長期保有するにはどの銘柄を買えばよいか?」という個別株投資に対する質問に答えるために書いた本です。

本書のポイント
  • 成長の罠
    • バリュエーションと成長率
    • 生き残り上位20銘柄
    • S&P500のPRE別累積リターン
    • ダウの犬戦略
    • IPO
  • 投資戦略
    • 買って永遠に持ち続ける
    • 合成の誤謬
    • 設備投資対売上比率
    • 配当の重要性
  • 未来に向けた戦略
    • 配当
    • 国際分散
    • バリュエーション
    • ポートフォリオ戦略

投資家が陥りがちな失敗、成長の罠

成長する企業は成長にお金を必要とします。技術革新などで新しい市場が誕生した場合には、宝くじを当てるような確率で、最終的に勝ち残るトップ企業を当てないと投資で勝てません。当たれば大きいのですが、再現性が低いです。

投資家にとってリターンの高い投資先は、世間の期待値が低い(バリュエーションの低い)銘柄、設備投資などでお金を必要としないセクターであることが示されています。

また、IPOは誰が儲かるか?という記述も重要なので引用します。

『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者、バートン・マルキールはこう述べている。「IPO株の主な売り手は、その会社の経営陣だ。経営陣は会社が波に乗った絶頂期に売り出そうとタイミングを見計らう。絶頂期とはつまり、目下の流行り物をめぐる投資家の熱狂がピークを迎えるときだ」こうした起業家やベンチャーキャピタルは、取引が始まると、持ち株の大半を早々に放出する。一方の投資家は、天に向かって伸びる梯子の一段目から参加したつもりが、実際には、まっすぐ地下まで落ちていくことになる。

株式投資の未来/ジェレミー・シーゲル著

過去300年に起こった進歩はバブルとともに現れて、バブルが後押しして普及しています。その資本コストは踊らされた投資家が(損失として)負担しています。

私はAIの普及には技術的な課題と、法整備の課題があると思っています。AIも過去同様にバブルが弾けたあとに普及して、恩恵が来ると思います。ネット・バブルの崩壊から光ファイバーの普及にかかった時間(10年以上)と同じ程度の時間軸で考えておくことをおすすめします。

成長の罠のポイント

・バリュエーションと成長率
・生き残り上位20銘柄
・S&P500のPRE別累積リターン
・ダウの犬戦略
・IPO

投資戦略

投資戦略は配当の重要性を示しています。設備投資にお金がかからない、配当は信用につながる、などです。買った株の永久保有は他の研究データでも優位性が示されています。特にS&P500を安く買えたら、その後は永久保有でもいいと思います。

投資戦略のポイント
  • 買って永遠に持ち続ける
  • 配当の重要性
  • 設備投資対売上比率
  • 合成の誤謬

未来に向けた戦略

配当が大切だという主張以外は一般的なポートフォリオ戦略が記載されています。シーゲル教授は投資理論で成功した人です。投資で成功したわけではないので「まあ、そんなもんかな…」という感じの結論が書かれています。

未来に向けた戦略
  • 配当
  • 国際分散
  • バリュエーション
  • ポートフォリオ戦略

長期投資の正解はインデックス投資、個別株投資は期待値が10%を超える割安な銘柄を探そう

S&P500は優秀な投資先です。S&P500が割高な場合には割安な個別株を探しましょう。宝くじのような流行りのテーマ株ではなく、配当実績がきちんとしていて、世間からの期待値の低い銘柄が残っていないか、確認しましょう。

期待値が10%を超える投資先が見つからない場合には、忍耐も必要です。現金を取っておけば市場全体が崩れた時にS&P500を割安に買うことができます。

シンプルな投資は簡単では有りませんが、素晴らしいリターンを手に入れることができます。2024年4月で期待値を計算した記事もあるので、見てみてください。

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